映画「ベイビーワルキューレ2」感想レビュー 日常×本格アクションの進化がすごい

映画「ベイビーワルキューレ2」は、1作目の魅力をそのままに、さらに“面白さ”も“アクションの質”もパワーアップしたシリーズ続編です。

特に2では、桜とまひろの関係性の深まり、そしてアクションの精度と迫力の大幅アップが印象的。

観終わった瞬間に「2人の続きがもっと見たい!」と思わせる、最高に中毒性のある作品でした。

あらすじ 平和な日常に忍び寄る影

前作の激闘からしばらく経ち、桜とまひろの2人は相変わらずの共同生活を送っています。

・家事の分担

・生活費のやりくり

・殺し屋としての小さな仕事

そんな“普通の生活”にどこか馴染んでいる2人。
ところが、ある復讐心に燃える男の存在が、2人の平穏な日々を脅かし始めます。
過去の因縁が、ゆっくり、しかし確実に迫ってくる──。

日常のゆるさと、殺し屋としての非日常。

そのコントラストが、前作よりさらに自然でスムーズに絡み合っていて、物語としての厚みが増したと感じました。

アクションの進化が“とんでもない”

「ベイビーワルキューレ2」を語る上で外せないのは、やはりアクションのクオリティの高さ。

1作目でも国内トップクラスでしたが、2はさらに上をいきます。

●桜の成長が明確に分かる

髙石あかりさんの身体能力、動きのキレが段違い。
武術的な動きに加え、「殺し屋としての冷静さ」が加わり、前作より“技の精度”が増しています。

●まひろのアクションは圧巻

伊澤彩織さんのアクションは、もはや日本の女性アクションのトップ。
近接格闘のリアリティ、スピード感、重さ、どれをとっても“プロの動き”。

2では、まひろの無駄のない攻撃の流れがよりスムーズで、観ていて気持ちいいレベルに進化しています。

●ラストバトルの緊張感はシリーズ最強

クライマックスの戦闘は、言葉を失うほどの迫力。

拳も蹴りも刃物も、“すべてが当たってしまいそう”な距離感。

日本映画でここまで本格的な肉弾戦を見せてくれる作品は、本当に貴重です。

 

2人の関係性がさらに尊くなる

2では、桜とまひろの距離感が“より自然に、より深く”描かれています。

言葉は少ないのに伝わる信頼
朝の小さなやりとり
家事の押し付け合い
金銭管理での軽い口論

こうした何気ないシーンで、2人の“夫婦のような空気感”がより濃く伝わってきます。

バディとしての完成度が爆上がり
戦闘でも生活でもお互いの性格を理解しきったコンビネーション。
アクションパートはもちろん、日常のやりとりにも
「この2人は、この2人以外では成立しない」という特別感があります。

 

ゆるい日常シーンが面白すぎる

シリアスな部分もありつつ、2の魅力はやっぱり“ゆるくて可愛い日常”。

・冷蔵庫の中身で揉める

・料理の味付けの好み問題

・家計に厳しいまひろ

・スマホをいじる桜のだるそうな顔

こうした細かい描写が、“リアルな生活者としての2人”を生き生きと描いていて、私のの心を鷲掴みですよ。

「殺し屋なのにこんな小さいことでケンカするの!?」

そのギャップこそ、このシリーズの最大の魅力。

敵キャラのドラマが濃い

2では敵側の背景も丁寧に描かれていて、「ただの悪役」にはなっていません。

復讐への執念
失ったものへの怒り
どうしても消えない過去。

その感情が強いほど、桜とまひろの戦いに緊張感が生まれ、物語の深みも増しています。

この“敵にもドラマがある”構成が、1よりさらにストーリー性を高めています。

テンポの良さで最後まで飽きない

「ベイビーワルキューレ2」はとにかくテンポが良い。

日常 → 事件 → アクション → 小休止 → クライマックス
と流れが軽快で、無駄がなく、観客を飽きさせません。

ユーモア・静けさ・緊張・爆発力

そのバランスの巧さは、シリーズとして完成した印象を受けました。

 

まとめ 1が好きな人は“絶対に観るべき”続編

「ベイビーワルキューレ2」は、前作で魅了された人なら100%楽しめる、超優良続編。

アクションレベルの大幅アップ
2人の関係性の深まり
敵キャラの強烈さ
日常のゆるさの面白さ
バディムービーとしての完成度

どれを取っても、前作を超えてきたと言っていい内容です。

 

そして何より、観終わったあと「この2人の生活をもっと見たい」と強く思ってしまう、そんな愛おしさが残る作品。
でもやっぱり殺し屋は殺し屋なんだ。
その世界のルールがあって、プロとそての凄みと敵(相手)への敬意すら感じた、そんな後半でした。

アクション映画が好きな人はもちろん、

キャラ映画・日常系・バディものが好きな人にも全力でおすすめできる一本です

 

 

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